せいめい望遠鏡電視観望会

抽選で当たってしまいました。

京都大学岡山天文台は何度目かの訪問ですが、せいめい望遠鏡で見るのは初めてです。
見るといっても、眼でのぞく接眼部はたぶんなく、隣接する岡山天文博物館のプラネタリウムドームからの電視観望となります。

まずはせいめい望遠鏡の見学から。今回は架台の上にも登らせていただきました。

つづいて岡山天文博物館の見学。188センチ望遠鏡も修理が完了し、一般見学や定期的な観望会も再開されています。

後半が、いよいよ電視観望。
何がいいって、みんなで一斉にみられること、見る人の経験値関係なくみられること、
せいめい望遠鏡の機動力を生かして次々と天体を導入してくれたこと。

アルクトゥルス / ベガ色の違いがよくわかる。
こと座ε4星すべて分離
M13散開星団みたいでした。全景ははみ出してしまい、中心部だけ
M92サイズ的にちょうどいい感じ。みごとな球状星団
M16(創造の柱)指のような暗黒星雲とその先の輝く領域がくっきり
M17視野いっぱいに星雲が広がっているので、さすがにどこ映しているかわからん(笑)
M57みんなが写真でよく知るM57の姿がリアルタイムで
NGC6543空の状態がいいので、細かい構造まではっきりと
冥王星私がリクエストした天体。最後のほうで入れてくれました。
はくちょう座X-1伴星は、はじめてブラックホールとして認められた天体です。もちろん伴星は見えません。

行列に並んで一覗きして次の人に交代、という、従来型の観望会とは一線を画します(それがダメというつもりはさらさらないのですが)。
デメリットは、あくまで生じゃないということでしょうか。「ライブ」ではありますけどね。

京都大学と国立天文台の研究者がおられて、解説いただいたのですが、アマチュアボランティアの解説とは一味違って、平易でわかりやすい。「私も(専門外だから)耳学問なんですけどね」とおっしゃりつつでしたが。
望遠鏡の操作担当の先生方とも双方向でやり取りでき、参加者からもよく質問が飛んでいました。

電視観望だと現地開催しなくてもオンラインでできるじゃないか、と思われるところですが、この雰囲気は現地開催ならではかもしれません。