再帰新星「かんむり座T星(T CrB)」は、1866年と1946年に増光が観測されています。爆発の周期が80年で、前回の爆発から80年後が迫っているところへ、前回の爆発前と同じ現象が観測されたことから、今年2024年2月から9月の間で新星爆発が起こるとの予測がなされています。普段は約10等ですが、新星爆発が起こると、かんむり座α星アルフェッカに匹敵するくらいの光度に達すると考えられています。
観測の呼びかけも始まっているので、撮影してみました。
キャンペーンでは、Seestar S50を使います。さすがにSeestarの天体リストには T CrB は入っていませんが、すぐ近くのIC4587銀河を導入すれば視野内に導入可能であることが知られています。
ちょっとこの画像では右に寄ってしまいましたが、IC 4587のマークのすぐ右上の星が T CrB です。
視野中央に T CrB がくるように修正して、指示通り10秒露出10枚スタックを3セット撮影しました。FITS画像をPCに転送するところまで完了。
ところがその後、PCの調子が悪くなり、初期化する羽目になりました。データは残っていますが、まだ測光はできていません。