部分月食をスマホで撮影

改めて2021年11月19日の月食。

東が開けた場所ということで、海沿いの公園へ。

(実は自宅前の路上もかなりいけそうだったのですが路上なので)

機材はFL-80S+ポルタⅡ、ヨメはいつも月の撮影に使っている見た目一眼レフなコンデジ、通称「やれば出来る子」を久々に三脚に載せて。

天文科学館の中継で月がみえてきたというので、低空を探してみると、霞の中にオレンジ色の月を確認。もうかなり欠けていました。

隣でヨメが撮影開始。自分は撮影の用意はしてなかったのですが、思いついて機種変更したばかりのZEISSレンズ付カメラいやいやスマホでコリメートを試し、思いの外よく撮れたので、気を良くして何枚か撮影。

食の最大の時は、右下が僅かに光っているだけで、ほぼ皆既食。地球照も肉眼で明るくわかるほどでした。
最大食の少し前に、偶然飛行機が月の前を通過する瞬間を撮影できました。これが今回のベストショットかも。

さらに、最大食頃の写真を、私より撮影の腕がいいヨメの指導のもと、Instagramのアプリで画像調整しました。

一眼レフカメラには敵いませんが、わりあいいい感じにはなりました。

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「はやぶさ2」帰還カプセル展

写真がほぼないのですが。

到着して時間があったので、まず、お約束の貯金箱博物館へ。
世界中のたくさんの貯金箱の中、なぜか銭箱に興味を惹かれる私。
そして展示場へ。15分限定ということで、最初のパネル展示はすっ飛ばして奥へ。
単眼鏡を手に2周して、360度あらゆる方向からしげしげと。
帰還カプセルは初代「はやぶさ」とよく似ています。背面の黒焦げ具合に比して内部がきれいで、耐熱シールド頑張ったねという感じで。
シールド背面について「あそこだけ金色が残ったのはなぜ?」「銀色のが溶けて流れているけどあれは?」「ビーコンアンテナどれだろう」とヨメ。
いつもながら私より見るところが鋭い。背面に金色が残ったのは背面の方が熱が少ないからですが、ちょうど環状に残ったのは、貼り付け方の関係かなにかでしょうか。
ビーコンアンテナ私もわからず。

ところで、残念なのは(まだ公開されるには早すぎるのは承知ですが)「リュウグウ」から持って帰ってきたサンプルは展示に含まれていないことです。
「はやぶさ」ファンの方からは総スカンくらいそうですが、私にとっては探査機のパーツは二の次三の次で、サンプルこそ見たいものなので。
でも明石で展示されるときも見に行くと思いますけど

いずれはサンプルをみたいですね。

サンプル取得に挑戦する「はやぶさ2」
画像: 池下章裕 出典: JAXAデジタルアーカイブス
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進化したリモートワーク環境

リモートワーク環境が進化しています。

当初はコタツ。現在は無印良品で手にいれた無垢材を使った机。

写真には写っていませんが、右手にヨメのペンギンが二匹いて、見つめられながら仕事するかたちになります。

PCはノートですが、会社から借りたモニターとワイヤレスキーボード、マウスで少しでも快適に。

横のiPadではBGMを。邦楽は聞き入ってしまうのでもっぱら洋楽。

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増光したへびつかい座RSを探す

県外に出るのはなんとなく憚られたので、8センチ屈折だけ持って県内某所へ星見に。八塔寺ほどの空ではないし、建物も増えてきたのだけど、少人数で手軽に静かに星を見に行くには悪くない場所です。

新星爆発を起こし、肉眼光度まで増光したという、回帰新星へびつかい座RSを探したのですが、4.5等ぐらいなのに、雲が多くて意外に難航。それらしい星は見つけましたけれども。

ペルセウス座流星群極大直前ということで、雲が多い中でもそれなりに流星は流れていたようです。妻は流星を見つけるのが得意ですが、私は妙に要領が悪くて、たいてい見逃します。

一時間ほど滞在して、雲も多くなってきたので引き上げました。

スマートフォンのカメラで撮影。三脚など使わず、自動車のへりに押し当てて。
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「星の情報.jp」サーバの次のOSをどうするか

CentOS終了ということで(いやいやCentOS Streamがあるじゃないかと仰る方はどうぞご自由に。なお、CentOS 8 StreamのEOLはCentOS 7より1ヶ月短いです)、星の情報.jpサーバは次は何を使おうかと思案しています。CentOS 7 のEOLは2024年6月30日なのでまだ余裕はありますが。

星好きさんとしてはAlmaLinuxか?笑 いや笑いではなく、CentOS後継を標榜する無償ディストリビューションの中では先行しているので。

ただ、世界のシェアとしてはUbuntuなんですよねぇ。

Historical trends in the usage statistics of Linux subcategories, June 2021

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5月29日、蛍を探しに。

毎年行く場所ですが、今日は今までで一番良く飛んでいました。
いつもより早めに行った方がよかったのでしょうか。今年は出現も早めのような気もします。

昼間のような写真ですが、ここまで上げないと蛍の光は写らないですね。

道中、金星が西空に輝いているのを見ました。水星が0.5度まで最接近している日。金星のすぐ下に水星も見えたと思いましたが、0.5度も離れていたようではありません。乱視がきつくなったか。

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八塔寺で星見 4月

過去記事を順次UPしています。投稿日付はそれぞれの出来事の日付です。

八塔寺で星見。
薄雲が広がっており、見られなかった天体もありました。
帰宅後は快晴になったようですが。

見たリスト(45センチドブソニアン)
M65 M66 NGC3628 ヨメ導入
M95 M96 同一視野ぎりぎりに
M105 NGC3384 NGC3389
NGC3367 NGC3377
アルギエバ 倍率上げて分離
コル・カロリ これも二重星
NGC3226 NGC3227 アルギエバを見たついでに
M107 ソンブレロ銀河
M53 つぶつぶ
M3 つぶつぶ
NGC4494
NGC4565 ニードル銀河 ほんとに細長い
北極星 ポラリスBも

観望した領域のおおよその図(北極星除く)

8センチも持っていっていたのですが、C-8と共用の接眼部をC-8につけたままにしていたのを忘れていて使えず。
前回は架台に載せるためのアリガタが、ネジがC-8と共用でC-8につけたまま持ってこなかったので使えず。
どちらもC-8から付け替えましたが、出かける前に一度家で組み立てて確認しなければ。

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八塔寺で星見 3月

※過去記事を順次UPしています。投稿日付はそれぞれの出来事の日付です。

ようやくまともに45センチドブソニアンを使えるようになってきました。

春のメシエ天体を中心に観望した

いつもの八塔寺。23時過ぎから快晴になり、45センチドブを振り回してました。時節柄(?)、ほぼメシエ天体ばかりを探しました。

もともとついていた等倍ファインダーと昨年購入したファインダーを一緒に使ったら、とても導入が楽になりました。見たい天体をほいほい(手動で)導入できるようになると楽しいです。

見た天体

  • ブレセぺ
  • M51
  • しし座の三つ子銀河
  • M104
  • M81,M82
  • マルカリアンチェーン(M86, M84とほかいくつか)
  • M53
  • M13
  • M3
  • M101
  • M109
  • M68
  • M83
  • M5
  • M92
  • M57

じつはこれまで、おとめ座銀河団のあたりは、あまり良く見たことがありませんでした。このあたりは本当に銀河がうじゃうじゃといます。「銀河なんて、眼視では光の染みにしか見えない」と揶揄されそうですが、例えばマルカリアンチェーンのほぼ全景が入るぐらいの構図で写してブログにアップした写真程度には見えます。

ドブソニアンにファインダーを2つ同架

前の32センチ自作ドブソニアンでは等倍ファインダーと望遠ファインダーを併用していました。45センチではどうしようかと考えていたら、複数の複数のファインダーを同架したい需要はあるようで、これを購入。

tととうとうbとうと

等倍ファインダーは望遠鏡に付属していたもの。先代では結局、もっぱら望遠ファインダーばかり使っていましたが、今回改めて併用してみて、この等倍ファインダー、こんなに使いやすかったっけ?と。

併用したことで、かなり導入が楽になりました。

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シリウスBを探してみる

いい天気でしたので、自宅前でシリウスBが見えるか観察してみました。

主砲の45センチは眩し過ぎるし高倍率は弱い(いまはだいぶいけるようになりましたが)、副砲8センチはちょっと力不足、というわけで、中間砲のC-8で(どこの前弩級戦艦だよ)。

残念ながらシリウスBは確認できませんでした。透明度か、シーイングか。風があって揺れてたし。

※アイキャッチ画像はNASA Measuring a White Dwarf Star(2011/11/02)より。

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C/2020 F3 (NEOWISE)

この初夏は、ネオワイズ彗星の話題でもちきりだったと思います。当初は7月中旬以降に3等程度という予想でしたが、実際には7月上旬には1等ほどと明るくなり、連日、見事な尾をなびかせた彗星の写真がSNSなどをにぎわせました。

この明るさなら、夜明け前、自宅の窓から見えるはず。
ところが、梅雨時でほとんど晴れる日がなく。しかも今年の梅雨は長引いて。そんなわけで、自宅の窓からの観察はついにかなわず。

夕方の空に回ってからは、連日、近くの西が開けた場所へ車を走らせましたが、やはり雲に阻まれ。

いい加減あきらめ気味になった、梅雨明け直前の7月29日、ようやく雲が切れ、3等ぐらいまで暗くなった彗星を、双眼鏡で見つけることができました。

ところで、ひとしきり盛り上がったところで、やはりというか、そんな大彗星じゃないという声もちらほら聞こえてきました。まとめると「熟練者が撮った写真で大彗星に見えているだけで、百武、ヘール・ボップと比べたら全然」みたいな。「みんな百武、ヘール・ボップを見たことがないからこんなので喜んでいる」とか。やはりというか…

なにが「やはり」なのかというと、彼らが大彗星の基準にしている百武彗星について、当時「ベネットに比べたら大したことないのに、なんでこんなもので喜んでいるのか」というNIFTYへの投稿が記憶に残っているのです。それで、きっとこの彗星でもそんな人が現れるだろうな、と、予想していたのです。歴史は繰り返したわけです。

実際のところは、Twitterを検索してみても、みんな「見えた」「見えない」で楽しそうで。がっかりしている人は皆無でした(引っかかってこなかっただけかもしれませんが)。

どうも、昔の「大彗星」と比べてあーだこーだ言っているのって、ちょっと天文やっている、でも彗星を熱心に追いかけているわけではない人たちだけのような気がします。

私自身は、いわゆる彗星屋ではなく、彗星屋さんの周りをうろうろしていた門前の小僧にすぎませんが、ハレー、百武、ヘール・ボップ、他、1990年代にぼんぼん現れた彗星をそれなりに眺めてきました。10等より明るければ大彗星で、記憶に残る彗星で最も暗いものは9等です。名前は忘れたのでその程度ですが、よく印象に残っています。

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