オンライン帰省

お盆は、兄弟家族は帰省せず、ビデオ会議しました。
5月の法要で実績があるLINEを使用。その時の経験で、いざとなると会話が出てこないというのもわかったので、近況報告というお題を決めて一人一人話すことに。話を始めると、そこからいろいろ会話が弾んで、いい感じに進みました。

スマホのWEBカメラ化

大画面にしたいのでノートPCを実家に持ち込んだのですが、PCのWEBカメラは画質が悪い。スマホのカメラをWEBカメラとして使えるアプリをスマホに入れてはいたのですが、使い方を忘れてしまったので、結局、途中からPCをやめてスマホで。ここはやっぱり事前の確認が必要です。

自宅に帰ってきてから確認したのですが、LINEで写すと左右反転してしまうことがわかりました。ネットの情報では、自分自身の表示が左右反転するだけで、相手には正しく映るらしいのですが。

スマホのWEBカメラ化にはEpocCamを入れています。改めて他にiVCamDroidCamも試してみました。DroidCamが一番評価が高そうなのですが、EpocCamが一番簡単につながりました。PC側では、iVCamもDroidCamもユティリティソフトウェアを起動しておかないといけなかったのですが、EpocCamは、LINEの設定でカメラデバイスにEpocCamを選択するだけです。

ただ、最初に接続を試みたとき、PCのセキュリティソフトがブロックしてしまいました。WiFi経由でスマホからPCへネットワーク接続するので、PC側ではファイアウォールなどで接続を許可するようにしてやらないといけません。iVcamでもブロックされました。
手順を間違っていないはずなのに、明らかに接続ができない場合、セキュリティソフトの確認が必要かもしれません。

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国民の祝日をWEBシステムで扱う

珍しく仕事の話。

本業ではないのですが、たまに何かのWEBシステムの開発を請け負うことがあります。

いま開発中のシステム、休日を考慮する処理があります。
そこで国民の祝日への対応ですが、規則があるので、プログラム的に処理したくなりそうですが(春秋分も略算式があります。一応天文やってるのでその辺は)、昨年と今年の事例を見てもわかるように、単純にデータとして持っておいて、時々メンテナンスしてやるのが現実的です。

政府が国民の祝日のCSVデータを公開してくれていますので、まずこれを利用する方向でいくのが最もシンプルでしょうか。

最初、Google Calendarから引っ張ってくることを考え、すでにそれを実行している人が公開しているデータを利用してみたりしたのですが、やっぱり「一次ソース」を確認するのは大事。

このCSV、2017年とかそれくらいの時には、フォーマットがプログラム向きでなかったり、URLもずっと固定してくれているのか不安という声があったようです。

URLについては、そういう不安の声のブログに記載されていたURLと現在のURLは「http://」が「https://」に変更になった以外は同じで、フォーマットも改善されているようです。

ともかく、批判が強かったからかもしれませんが、柔軟に改善してくれているのは評価できます。

「いまどきCSVかよ」という人も見たのですが、こんな構造の単純なデータ、CSVで充分。JSONだと取り込みが楽でさらによかったですが。逆にXMLとかWebAPIで提供とかだと「この糞ITオタクが!」と呪ったと思う。あとは文字コードか(現在はSJIS)。ただまあExcelで業務やってるOA従事者の方も多いので、プロのソフトエンジニアなら、この程度のコード変換ぐらいやりましょう。文句言うなら、日本の脱Excel化を完了してから。

また、現在公開されているCSVは昭和30年(1955年)以降と、過去のデータが追加されています。未来は翌年まで。「もっと先まで出せるだろう」という人もいるようですが、法改正以前に、繰り返しになりますが、昨年と今年のように国民の祝日自体がそれなりに変更されるので、あんまり未来までデータを持っても仕方がない。不満な人もいるかもしれませんが、コンピュータシステムも人の営みの中で人のために動くものなので、人の営みを無視しては成り立たないと思います。不満なら世の中を変えましょう。もっとも、コンピュータを人より優先する社会など私はお断りですがね。

どのタイミングでシステムに反映・更新するかですが、何もなければ年1回程度で充分ではないかと思います。春分の日秋分の日は前年の2月の官報で出されます。今年の暦要項の発表は2月3日の官報でした。現時点のCSVの更新日は2020年2月5日。その後ぐらいで取り込むのがいいでしょうか。

【追記】「あまり未来まで持っても」とは思いましたが、とはいえ、祝日が確定するのは前年2月、というのはさすがになんとかならんものでしょうか。次年度の予定を立てるのに不都合が……(何年先までならいいのかという問題はありますが)。なお、春分日・秋分日については、「あくまで参考」という但し書き付きで、国立天文台のFAQに2030年までの日付があります。

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ASILive アプリケーションエラーで動かず→解決

ASILiveを使ってみたくて、ASIStudioをインストールしてみました。

Yogabookで動かすと、こんなエラーが

検索すると、0xc000007bは、一部のDLLが32ビット版と64ビット版と混在?
おそらく、VC++の必要バージョンの64ビット版ランタイムが必要なのでしょう。

バージョンがわからないなあと思いつつ、Visual Studio 2015のVisual C++再配布可能パッケージ 64bit版をインストールしたらあっさり動きました。

さっそく使ってみました。

ASILive以前の問題として、まだ自動導入に四苦八苦。あとなかなかピントがぴしっと決まりません。

さらにYogaBookではASILiveの文字が小さくて読めないという新たな悲しい問題が発覚(;_;)。ええ、老眼ですが何か。

インストールしたランタイムですが、そののち、ZWOのサポートからも、Visual C++をインストールしてくれという返事があったので、これで正解のようです。

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オンライン法要

父の法事を予定していました。

父は、祖父の四十九日が終わらぬうちに亡くなりました。祖父の法事が予定されていることを聞き、あわてて父の法事を設定。といっても、もう亡くなってからずいぶん経つので、本家と相談して、お坊さんも呼ばず、母と兄弟だけで営むことに。GWでみんなが帰省してきたときに、家でお経をあげ、墓参りをして会食して、と準備を。

ところが、COVID-19の感染拡大、緊急事態宣言とそれどころでなくなり、兄弟にも帰省は控えるよう連絡。そこで「法事もオンラインかねぇ」とアイデアが。

で、やりました。実家では、母と、最も近くに住む私と妻が仏壇に向かいます。兄弟はそれぞれの家で。通信手段はLINEのビデオ会議。経典はPDFで各自でダウンロードしてもらい(もちろん実家にはちゃんと本があります)。

ささいなトラブルはありましたが、無事行うことができました。孫たちの顔を見ることもできて母も喜んだようです。

父の法事はたぶんこれでおしまい。最後の最後がこういう形になってしまったというのも、こういう形でも行うことができたというのも、いろいろ思うところはあるわけですが。

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COVID-19対策

今年が始まった時点で、いまのこの状況を想像できた人はいたでしょうか。

と、思って、Facebookの自分の投稿を見ると、1月後半には日本でも感染者が出始めて、かなり危機感が高まってきていたことは確認できます。

2月20日、星なかまの集い中止発表、3月1日から電車での通勤を車通勤に切り替え、4月にはいってから在宅勤務に切り替えて現在に至ります。

在宅勤務はあと少なくとも1ヶ月は続くでしょう。その先は?

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電視観望その3 – SkySafariPROからの操作と電源問題の解決

SkySafariPROからAZ-GTiを動かしてみる

AZ-GTiですが、スマートフォンにインストールしたSynScan Proからコントロールします。SynScan Proには、導入対象の天体があらかじめ登録されているのですが、リストにない天体も含めて、星図アプリから導入できると便利です。

試行錯誤の結果、前に使っていたスマートフォンを初期化した後、SynScan Proをインストールし、iPad上のSkySafariPROからスマートフォン経由でAZ-GTiを動かすことができました。

SynScan Pro は、他のアプリからの制御をTCP/IPで受け付けます。SynScan Proを起動するとポート11882/TCPを listen します。つまりサーバ」として動いているわけですね。

SkySafariPROからの接続テスト
雨天時だったので動作のみの確認です。

SkySafari Proで、 SynScan Pro 側デバイスのIPアドレスと前述のポート番号を設定するようになっています。当然ながら、SkySafari Pro 側デバイスは SynScan Pro 側デバイスとIP reachableでなければなりません。要はiPadも AZ-GTi のWifiにつなぐこと(という簡単なことを、わざと専門用語交じりで^^;)。スマートフォン側IPはなんとかして探っておきます(スマホのWifiの設定画面に出てるかな)。

SkySafari PROの設定画面
Settings > TELESCOPE > Setup > Skywatcher SynScan

一番の問題は、スマートフォンで11882番ポートを開けることでした。

最初は現役のスマホで試してみたのですが、セキュリティアプリがすべてのポートへのアクセスをブロックしていました。さすがにスマホのセキュリティアプリは、スマホ自身が「サーバ」として動作することを想定していないようで、特定のポートへのアクセスを許可する方法を見つけられませんでした。

それで、使っていないスマホを引っ張り出し、初期化してすべてのアプリを削除してから、SynScan Proを入れてみました。セキュリティアプリも入っていないので、あっさりとiPadからつながりました。

画像表示用PCの電源問題を解決

電視観望の画像表示はYogaBookに ZWO ASI224MC をUSBケーブルでつないで行います。問題は、 ASI224MC を つなぐと、YogaBookのバッテリーの消耗が非常に早い。なにか他に原因があるのかもしれませんが、すぐの解決策として、外部電源につなごうとしました。

ここで問題が。YogaBookはいわゆる2-in 1 ノートブックですが、ノートPCというよりも、PCみたいに使えるタブレットという感があります。外部電源はUSBからとり、かつ、USBポートはマイクロUSB 1個しかありません。電源につなげばカメラをつなげず、カメラをつなげば内臓バッテリーだけで頑張るしかない、ということに。

充電と同時に他のデバイスを使えるUSBハブはないかなと思って探しましたら、あるものですね。ルートアールのRUH-OTGU4SN+C

先日 2月23日の八塔寺の星見より前に、 Amazonから取り寄せ、試してみました。

黒い長方形が、今回入手したUSBハブ

充電もカメラの動作も問題なし。

そして2月23日、実際に八塔寺で使用してみました。この日は厳冬というほどではないけれども、それなりに気温は下がりましたが、低温でも問題ありません。ネットで見つけた使用者のレポートの中には、YogaBookの内臓バッテリーの消耗を抑えられる程度というものもありましたが、使ってみると、むしろ使用中に充電量が増えていく状況でした。一方モバイルバッテリーの消耗は、比較的大容量ということもあると思いますが、思ったより進んでいません。一晩でも使えそうな感じです。

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電視観望その2

久々に八塔寺へ。

45センチも持っていったのですが、電視観望を本格的に試すことにしました。

オリオン大星雲、燃える木、馬頭星雲、しし座の三つ子銀河。

オリオン大星雲は自宅でも試しましたが、やはり空が暗いところはさすがで、広がった星雲の細部までくっきりと。

そして、燃える木を手がかりに、馬頭星雲(写真)。

居合わせた皆さんがわらわらと寄って来ました。
いやいや、みなさんが撮られてる馬頭星雲に比べると全然なんですが(^-^;
でも、リアルタイムというところに価値があり、みなさん興味しんしん。

「このカメラ、持ってる気が」はい、たぶんオートガイド用にお使いの方多いと思います。

しし座が比較的高く上ってから、三つ子銀河に向けてみました。これもなかなかいい見え味でしたが、導入に四苦八苦。

実は、セッティングした最初からアライメントがうまくいっておらず。しびれを切らして、最後は手動で導入したのでした。6センチでしたからほとんどファインダー覗いてるようなもので。
加えて、アイピースとCMOSカメラではピント位置が違うので、毎回ピント合わせです。高感度とは言え、暗い恒星が写るには数秒以上の露出がいるのでなかなか大変です。
導入精度さえ良ければ問題ないのでアライメントの取り方が次の課題です。

次に八塔寺いくときは45センチ使う予定。電視観望はまた自宅で。

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電視観望

ずいぶんのんびりと進めています。
ベランダに出してみました。

電視観望に興味を持ったいきさつや、参考にしたサイトなどは、例会発表資料の方に書いてあります。

構成はこんな感じ。1か月前の例会発表時点ではまだ届いていなかったAZ-GTiが届き、本格的に電視観望できる構成になりました。

全体の構成

カメラはZWO ASI224MC。これをYoga Bookにつなぎます。架台はAZ-GTi。鏡筒は、アドバイスをいただいて、SVBONY SV106 6センチを購入。ガイド鏡として使用されるものを主鏡筒として使います。あまりよくなかったら、NEBULITE 450のファインダーにしよう。

ベランダからだと、南の視界はいいのですが、それ以外の方角はほぼ見えません。アライメント取るにも天体を狙うにも対象がかなり限定されます。とりあえずシリウスでアライメントを取り(SynScan Proにしたので、1スターアライメントが使えます)、近くのオリオン大星雲へ。初期位置があまりよくない(北が見えないので、北の方角にしっかりと向けられない)ので最後は手動で調整しなければなりませんでしたが、AZ-GTiを使われている方のブログいくつかを読ませていただいたためか、あまり苦労もなくスムーズに。

AZ-GTiが届いて、初めて動かしてみた(この時は室内でしたが)時に、GPSで位置が取れないという問題がいきなり起きましたが、スマホ側でSynScanProに位置情報の使用を許可していなかったためでした。プライバシー上、位置情報を使えるアプリをかなり限定していたのですよね。

Yoga BookでSharpCapを起動し、ゲインを300、露出時間を適当に上げて望遠鏡のピントを合わせていくと、おお星が写った。オリオン大星雲出てきた。

SharpCapでライブスタックを実行してしばらく置いてみたのですが、今一つ効果がわからない。もっと使い方をマスターしなければ。

次に、いきなり馬頭星雲へ。燃える木が写るところまではできたのですが、馬頭星雲はわからず。露出時間をさらに伸ばすと画面が真っ白になってしまいました。

まだまだこれからです。

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企画展「はりまの星・日本の星」(姫路科学館)

姫路科学館で2019年12月21日(土)~2020年1月19日(日)開催の「はりまの星・日本の星」を見学してきました。

展示内容は大きく4部、日本独自の天体観測や星座を紹介した「日本の天体観測」、西洋の古星図や現代の写真星図などで私たちになじみの深い星座を扱う「西洋の星座」、そして、星の和名を収集してこられた桑原昭二氏と北尾浩一氏の資料を展示する「星の和名を集める」と、兵庫県に残る星の和名を紹介する「はりまの星」です。

「天象列次分野之図」などの日本の天文学を代表する資料のほか、星曼荼羅の実物が展示されていました。釈迦金輪を中心に、北斗、九曜星、十二宮、二十八宿を配します。十二宮は現在の星占いでお馴染みの黄道十二宮ですが、よく見ると、おとめ座が2人。ふたご座は、なんと男女。おとめ座は「双女宮」、ふたご座は「男女宮」「陰陽宮」さらに、おとめ座と同じ「双女宮」と呼ばれていたとか。おとめ座がなぜ2人なのか、ふたご座はなぜ男女なのか、いろいろ興味深いところです。

桑原昭二氏の名前は、野尻抱影氏の「日本星名辞典」にしばしば出てくることで知りました。姫路市立姫路高校の教師時代に、同校の生徒たちと共に星の和名の収集を行われていました。実際に聞き取り調査に使われたレポートが展示されていましたが、専用に印刷された用紙を使っていたのに驚きました。調査者の署名欄に「何年何組」だけでなく「何期」の項目があり、長期にわたって調査を進める覚悟であったことがうかがえます。

北尾浩一氏は、初期に「星なかまの集い」実行委員を務めていただいたことがあります。現在も精力的に和名の収集を行われています。先ごろ、その成果を「日本の星名辞典」にまとめられました。BSプレミアムの「コズミック フロント☆NEXT」にも出てこられました。

さて、はりまの星です。和名の常として、同じ天体について実に様々な呼び名が伝わっているものですが、比較的狭い地域の中でも、同じ天体について異なる呼び名がいくつも収集されているのが面白いです。いろんな要因が考えられますが、体系化された学問上の名前ではない、市井の人々の間でそれぞれに呼ばれ伝えられたから、いろんな呼び方があるのかと思いました。

まさにこの星の和名こそ、庶民の間に星が身近にあった証拠と言えます。もちろん、季節を知るとか時刻を知るとかいう実用上の意味もあるわけですが、なぜ星の動きから季節や時刻がわかると知っていたのか、また純粋に実用上の意味しかないのなら、なぜそこに伝承が付いてまわるのでしょうか。

さて、果たして現代は、星や宇宙は、近いものなのでしょうか。

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明石市立天文科学館2019年第3回例会の発表資料

1年ぶりに発表しました。発表スライドのバックアップPDFを、せっかくなので載せます。やっとこさ、電視観望に取り組みを始めたという発表でした。9月末に発注したAZ-GTiが届いていないのでまだ全然なのですが。

第3回例会発表資料

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